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寛容力~怒らないから選手は伸びる~渡辺久信著

西武ライオンズの渡辺監督が2008年の日本一を決めた後に著した書。
渡辺監督が現役の時代は、私自身はあまり野球を見ていなかった時期で
あまり印象にない。
西武ライオンズを退団後、ヤクルトで野村監督の下で一年選手生活を
送っていて、その時の経験が特に今に役立っていると語ってる。

野村監督は試合より、その後のミーティングが長いとか、
状況に応じた一球一球を投手の心理、打者の心理、すべてのポジションがとるべき動きを大学の講義のように解説していたとか。
ひとしきり説明し終わると、「よーしわかったなー」と板書を消すので、
追いつくので精一杯だったそうだ。

その後、引退して台湾に指導者として渡り、西武の二軍コーチとしても活躍、
言葉が通じない場所、レベルもけっして高くない場所など
指導者として非常に豊かな経験を積んでいる。

怒らないから選手は伸びる、は当然、優しく甘やかすという意味ではないが、
従来のスポーツの場合によっては理不尽な指導もあるようなパターンから言うとオープンで話しやすい雰囲気を作り、決して頭ごなしの指導はしないということだ。
「寛容力」という言葉がタイトルとして適当かどうかはわからない。

一人ひとりをかなりじっくりと見て、その人に合わせた接し方や技術指導をする。
なかなか大変なことである。
リーダーたるもの、人が好きでなければやっていけないのでしょう。
先天的に人が好きで、どんどん人材を育てている企業もあれば、元々人好きではないので、部下の指導やお客とのつきあいにかなりパワーを要する人もいる。
努力が必要なのである。

いけいけどんどんのチーム作りにおいては右腕の存在も大きい。
打撃コーチのデーブ大久保氏の存在が雰囲気的にも大きかったようだ。
今期彼がいなくなってからは、去年のようなはじけ具合はないように感じる。

広岡監督の管理野球、野村監督のID野球を知り、そこに自分流の怒らない指導を足したニュータイプ、今後のプロ野球20年をひっぱっていく渡辺監督に注目したい。

小企業のリーダーはついつい若手を育てるのがメンドウで、任せることをせず、プレイングマネージャー、というか一人ですべてやってしまいがちである。
それではいつまでたっても変わらない。
企業経営において社員への指導や教育に悩んだり、あまりやる気がでない時には自分を野球チームの監督と考えれば少しやる気がでると思う。
野球の監督は自分でプレーすることができない、選手が動いてなんぼなのである。

ステイション 宮島 博史
http://www.station-j.com/

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書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

名選手が名監督になれるわけではない、とは
よく聞く言葉ですが、この記事を拝読して、
なるほど、と納得です。人と対するというのは、
生半可な気持ちでは出来ないことですね。

↓の授業参観の記事も、非常に考えさせられました。
親参加型の発表、結構あるんですが、なかなか
積極的に参加する親御さんいなくて、しらけたムード
になってしまうのですが・・・、そこで目立つのも
気が引けて後ろに隠れてしまっている自分が
いました。反省です!(汗)

こちらのブログですが、よろしければリンクさせて頂いても
よろしいでしょうか?

里さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

母親のみなさんの間でも和の雰囲気があってなかなか口火を切るのは難しいですよね。
そのあたりとても理解できます。
そこで男親の登場です。
そもそも男親は授業参観に出ること自体目立ちます。
さらにこのような場所に出る親は、だいたい目立ちたがり屋か教育熱心な人です。
男親も授業参観に行きやすい職場環境整備は必要ですね。

リンクもちろんオッケーです。光栄です
非常に雑多なテーマで統一感のないブログですが、
よろしくお願いいたします。

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